こんにちは。かるびです。
今回お話しするのは「PASTORフォーミュラ」です。
PASTORフォーミュラとは、ビジネスによく使われる、心に響き人を動かすことのできる文章の型のことです。
早速、どんなものか具体的にみてみましょう。
- 「PASTORフォーミュラ」がどんなものか知りたい人
- YouTube台本を書き始めたけど、うまく書けない人
- YouTube台本に使える文章の型を知りたい人
PASTORフォーミュラとは?
簡単にいうと、PASTORフォーミュラは、人の心に響き、行動を促す力を持った文章の型です。
PASTORって
Problem(問題)
Amplify(拡大)
Solution(解決策)
Testimony(証言)
Offer(提案)
Response(反応)
の頭文字をつなげたものなんですね。
元々、PASTORフォーミュラはマーケティングの分野で生まれました。
著名なセールスライターであるレイ・エドワーズが考案したこのPASTORフォーミュラは、セールスレターやランディングページ(LP)の作成など、ビジネスの世界で広く使われています。
このPASTORフォーミュラは、単なる文章の型ではありません。
これは、人の心理を理解し、共感を得ながら、のぞむ行動をさせてしまう、戦略的なアプローチができる文章の型なんです。
だからPASTORフォーミュラは、人を動かしたい、何かを伝えたいという場面に効果があるので、そういう場面に幅広く使うことができます。
つまり、あなたがビジネス系YouTube台本を書こうというときにも、かなり効果的な文章の型なんです。
PASTORフォーミュラ:魔法の6ステップ
PASTORフォーミュラは、6つのステップで構成されています。
6つのステップを順番に書いていくと、自然と心に響く台本ができあがるんです。
まるで魔法みたいですよね。
それでは、各ステップをくわしく見ていきましょう。
STEP1:P -Problem(問題) Person(人)Pain(痛み)
まず最初は、視聴者の問題や悩みを理解することから始まります。
あなたがこの悩んでいる視聴者の生活や悩んで自分の動画を見つけるまでのストーリーが頭の中でイメージして、視聴者の悩みを代弁します。
例えば、40代女性で、夫と子供の3人暮らし。パートをしているけれど、本当は自分の得意なパン作りを仕事にしたいと思っていて、それをどういうふうに発信したらいいのだろうと悩んでいるなどです。
視聴者の立場になって、どんな痛みを感じているのか想像して、頭の中でその視聴者が実際にいるかのようにイメージできましたか?
そして「独立したいけど、集客方法がわからない」とか「自分のスキルをどうやって発信すればいいのかわからない」といった視聴者の悩みを書きます。
このステップでは、視聴者の悩みを具体的に書いていくことが大切です。
例えば
「毎日、次の仕事が来るか不安で眠れない」
自分の才能を活かせないもどかしさで胸が痛む」
というふうに、感情的な部分までふみ込んで表現するんです。
視聴者が「そうなんだよね。なんでそんなに自分の悩みわかるの?」と思うように書いてください。
STEP2:A-Amplify(問題の拡大) Aspiration(憧れ、共感)
次に、その問題がどれくらい深刻なのか、解決しないとどうなるのかを書きます。
例えば
「このままでは、フリーランスとして成功できないかもしれない」
「せっかくのスキルが埋もれてしまう」
といった不安を書いていきます。
さっき書いた悩みをさらに、深掘りして、
視聴者が「このままだったらどうしよう!嫌だ!」
と思うように書きましょう。
同時に、「安定した収入を得ながら、自由な働き方を実現したい」
「自分のスキルで多くの人の役に立ちたい」といった理想の姿も示すんです。
この部分で視聴者の共感を得ることで、あなたの提案に耳をかたむけてもらいやすくなります。
例えば
「このまま行動しないと、あなたは一生会社員で、朝から満員電車に乗り、嫌な上司に気を使う日々を続けることになります。
夢の海外旅行も定年後まで待たないといけないかもしれません。
でもあなたが一歩ふみだせば、いろいろな国を自由に旅しながら、パソコンで1台で仕事ができる。
そんな理想の人生が実現できるんです。」
というふうに書きます。
STEP3:S -Solution(解決策)Story(物語)System(システム)
ここで初めて、問題の解決策を書きます。
でも、ただ解決策をいうだけじゃなく、あなたのストーリー(物語)を使って説明するのがポイントです。
例えば
「私も最初はあなたと全く同じ悩みを抱えていました。
しかし、YouTubeを活用することで、こんなふうに解決できました!」
というふうに、自分の経験を入れながら話すと効果的です。
解決策をいうときは、視聴者が実際に行動を起こせるような具体的な手順を示すことで、解決策がより現実的に感じられるように工夫しましょう。
STEP4:T-Testimony(証言)・Transformation(変身)
解決策をためした人の証言や、ビフォーアフターの様子を書きます。
「この方法で、たった3ヶ月で月収が2倍になりました」
「今では毎日新しいクライアントからの問い合わせがあります」
というふうに、具体的な成果を示すんです。
ここでは、数字を使うことが効果的です。
例えば
「Aさんは、YouTubeを始めてから半年で登録者が1万人を達成。
月の収入は独立前の3倍になりました。」
「Bさんは、動画経由での問い合わせが、1日平均5件に増加。今では仕事を選べるようになったそうです。」
などです。
こういった具体的な事例を示すことで、視聴者に「自分にもできるかも」という希望を与えることができるんです。
STEP5:O-Offer(提案)
ここで視聴者に行動を起こしてもらうための提案を書きます。
例えば
「今すぐYouTubeチャンネルを開設してみませんか?」
「私のYouTube攻略セミナーに参加してみましょう」
というふうに呼びかけます。
提案する際は、視聴者にとってのメリットをしっかり伝えることが大切です。
例えば
「このセミナーに参加すれば、あなたも2ヶ月後には安定した収入を得られるYouTuberになれます。
YouTube台本の書き方、撮影のコツ、編集テクニックまで、全てお教えします。」
というふうに書きます。
STEP6:R-Response(返答・行動)
最後に、視聴者にとってほしい具体的な行動を書きます。
「今すぐチャンネル登録をお願いします」
「コメント欄に感想や質問を書いてくださいね」
といった呼びかけをするんです。
ここでは、行動を起こすことの緊急性や重要性を強調するのも効果的です。
例えば
「今すぐLINE登録をお願いします。今なら先着100名様限定で、特典動画に加えて、無料オンセミナーにご招待!今すぐ申し込まないと、この機会を逃してしまうかもしれません。あなたの人生を変える一歩、今すぐふみ出しましょう。」
という感じです。
まとめ
PASTORフォーミュラは、人の心に響き、行動を促す力を持った文章の型で、以下の6つを順に書いていきます。
Problem(問題)視聴者の悩みを共感するように書く
Amplify(拡大)視聴者の悩みを深掘りして書く
Solution(解決策)悩みの解決策を具体的に書く
Testimony(証言)解決策を試したことよくなった例を書く
Offer(提案)「〇〇しませんか?」という提案をする
Response(反応)視聴者に具体的にとってほしい行動を書く
これであなたもPASTORフォーミュラを使って、視聴者の心に響く魅力的なYouTube台本が作れますね。
最初はむつかしく感じるかもしれませんが、慣れれば自然と書けるようになりますよ。
今日からさっそく試してみましょう。
実践のコツとしては、
最初は各ステップを意識しながらていねいに書いていくことです。
慣れてくれば、自然とこの流れで文章が書けるようになっていきます。
また、他の成功しているYouTuberの動画を見て、どのようにPASTORフォーミュラを活用しているか、分析してみるのもおすすめです。
これからぜひ、PASTORフォーミュラを使ったYouTube台本で、人の心を動かす動画を作っていきましょう!
あなたのよい成果をお祈りしています!