2023年10月1日からステマ規制が始まりましたね。
ステマ規制とは、広告を広告と分からないようにすることを規制する法律です。
この記事では、まだステマ規制の対策ができていない人や、ステマ規制がまだよくはわかっていない人に向けて、WordPress JINでの対策方法と、ステマ規制について、わかりやすく解説していきます。
よく理解して、対策していきましょう!
WordPress JIN でのPR表記のやり方を具体的に解説
1.JINをアップデートする
①WordPressの管理メニュー「外観」から「テーマ」をクリックします。
②JINの画面の「新しいバージョンが利用できます」の横に表示されている「今すぐ更新」をクリックします。
③「更新しました」と表示されたら、アップデート完了です。
2.ステマ規制の対応設定をする
①WordPressの管理メニューにいって、「外観」から「カスタマイズ」をクリックします。
②サイドメニューの中に「ステマ規制への対応設定」が追加されていますので、「ステマ規制への対応設定」をクリックします。
③カスタマイズ中「ステマ規制への対応設定」のところを確認する。
カスタマイズの内容はそのままで大丈夫だと思いますが、一応確認しておきます。
- 「投稿ページ」「ラベル小」「ラベル大」にチェックが入っています。
- 「ラベル小のテキスト」は「PR」、「ラベル大のテキスト」は「記事内に商品プロモーションを含むが場合があります。」と入っています。テキスト内容を変えたい場合は、変更しましょう。
④「公開」ボタンをクリックする。
上の青い「公開」ボタンをクリックしましょう。
以上で設定が終わりです。
ステマ規制について押さえておきたいポイント
ステマ規制とは?
ステマとは、ステルスマーケティングの略で、広告であるにも関わらず、消費者に広告宣伝と築かれないように行われている広告宣伝行為のことを指します。
例えば、
- 企業が、youtuberなどのインフルエンサーの人に、「この商品を○○みたいに宣伝してください。」とお願いして、インフルエンサーの人が、「たまたま使ってみたらよかったよ。」みたいな動画をあげたけど、広告だと言っていない場合。
- ブログに商品レビューを書いて、アフィリエイトの商品のリンクを貼っているけど、広告だと表示していない場合。
- 企業のサイトなのに、一般人を装ってサイトを運営している場合。
広告なのに、広告ということを隠して、広告だという表示がされていないので、ステマになります。
なぜステマはダメなのかというと、消費者の判断を間違えさせる危険があるからです。
インフルエンサーやブロガーの人が企業にお願いされて「この商品いいよ」と紹介した場合に、インフルエンサーやブロガーのファンの人は、「この人がいいっていうからきっといいはずだから買おう」と脳死で判断してしまうかもしれません。
でも、もし広告だと表示されていたら、「この人、広告っていっているから、本当にいいかはよく考えて買おう」と判断が変わるかもしれないのです。
ステマ規制法とは、広告なら広告だと正しい情報を与えて、消費者が正しく判断できるようにしてもらうことで消費者を守る法律ですね。
PR表記のやり方は「消費者にわかりやすく」
ステマ規制では、一般の消費者から見て、広告であるにもかかわらず、広告であるかが、
わからないということが規制の対象となります。
PR表記のポイントとしては
- 文字の大きさや色は、大きく、はっきりした色で
- 文字を書いている位置は、上部のわかりやすい位置に
です。
例えば、広告と書いてあっても、あまりに小さかったり、薄い色で書かれていたりして、よく見えないとか、記事の下の下の方に書かれていて、広告という表示を見つけにくいとか、気づきにくいとか、そういうものもステマ規制の対象になります。
大きく、はっきりした色で、記事の上部に書いていくことが大切です。
文言としては、「アフィリエイト広告を利用しています。」「このページはプロモーションが含まれています。」「〇社から商品の提供を受けて投稿しています。」などを入れていくことが必要です。
PR表記は「23年10月以前の記事も対象」なので気をつけて
ステマ規制法は、2023年10月1日から施行なのですが、それ以前の記事についても規制対象になります。
全部のページに1つずつ入力するのはとても大変だと思います。
WordPressではJIN以外のテーマを使っている人も、テーマに対応した、ステマ規制のプラグインがあるかもしれないので、調べてみるとよいと思います。
ステマ規制の対象となるのは「広告主」
今回、注意点としては、ステマ規制の対象は「広告主」であるということです。
宣伝を依頼されたインフルエンサーやブロガーなどは規制の対象外なんですね。
「広告主」は、宣伝を依頼する時に、広告だと表示するように伝えないといけないですし、インフルエンサーやブロガーも、依頼されたら、広告だと表示しないといけないです。
無料で依頼したか、有料で依頼したかは関係なく、広告主がインフルエンサーやブロガーの人に「こんな風に発信してください」のようなことを言って、発信されたものは規制の対象になりますので要注意です。
逆に一般の人が自主的に投稿したものは、もちろん問題ありませんし、無料のサンプルなどをもらったとしても、内容を指示されずに自由に投稿されたものであれば、ステマ規制の対象とはなりません。
ここまで読んで、ちょっと面倒だな、自分は「広告主」じゃないから、広告って表記してもしなくても大丈夫なんじゃないのと思った人、要注意です。
このステマ規制、違反者(広告主)には最大500万円の罰金や1年以下の懲役が課される可能性があるみたいなのです。
もしあなたがブロガーで広告を貼らなかったら、広告をお願いした企業が罰せられます。
ステマ規制対策をしてなかったら、
あなたが広告主から訴えられるかもしれません。
アフィリエイト先から提携解除されるかもしれません。
SNSを使っていたら垢バンされることだってあるかもしれないのです。
ステマ対策はしっかりしていきましょう。
まとめ
WordPressのテーマ「JIN」でのステマ規制対策「PR表記」させる手順についてと、ステマ規制法のポイントについて解説しました。
ステマ規制法のポイントとしては、
- ステマとはステルスマーケティングの略で、広告を広告と表示しないで発信をすることでした。
- PR表記は消費者に分かりやすく表示しましょう。
文字は大きく、はっきり、文字の位置は記事の上部に分かりやすい場所に表示しましょう。 - PR表記は23年10月以前のものに対しても対策が必要です。
- ステマ規制法は対策をしておかないと、広告主の企業が罰せられます。広告を発信したインフルエンサーやブロガーは規制の対象ではありませんが、広告主から訴えられたり、垢バンされたりする可能性があるので、しっかり対策しておきましょう。
ステマ規制についてもっと詳しく知りたい人は、消費者庁やA8.net、景品表示法などのホームページを読んでみてくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。