あなたは上司などから話が分かりづらいと言われたことやいいたいことがうまく伝えられないともどかしく思ったことはありますか?
そういうときにおすすめなのがPREPの法則です。
このPREPの法則を使うと、今まで文章を書くことに苦手意識のあった人でも文章が書きやすくなります。また相手に対して、説得力を持ってわかりやすく説明することができるようになります。
そのため、何かを報告をしたり、説明をしたりする場面で、とても役立ちます。
ぜひPREPの法則を使えるようになりましょう。
PREP(プレップ)の法則とは
PREPの法則
point (結論) ~○○です。と言い切りましょう。
Reason (理由 ) 結論に至った理由を書きます。
Example (具体例)理由の具体例を書きます。例えば~。
Point (結論)もう1度、結論を伝えます。
PREPの法則とは、文章の型のことで、「Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の順に伝えましょう」というものです。
PREPの法則のメリット
文章作成のスピードが上がる
文章を書き始めるとき、何も考えずに書き始めてしまうと、次に何を書こうかと悩んだり、とりとめのない文章になり収拾がつかなくなったりして、うまく文章がまとまらないまま、時間がたってしまいます。
しかし、このPREPの法則を使うとP(結論)→R(理由)→E(具体例)→P(結論)の順に当てはめて書いていけばよいので、スムーズにまとまった文章を書くことができます。
説得力のある文章が作れる
結論に至った理由と具体例を挙げることで、わかりやすく説得力のある文章になります。またはじめと最後に結論を話すことで、相手に結論を印象付けることができます。
話を聞いてもらえるようになる
PREPの法則を使うときに知っておくべきことがあります。それは、「現代人はせっかち」ということです。もし、最初に結論を言わなければ、それを聞いている相手は、「結局それはどうなるの?」とずっと考えながら、話を聞くことになります。それは、相手の頭のリソースを使うことになり、頭がつかれて、話をちゃんと聞いてもらえない原因になります。すなわち、離脱されたり、最後まで話を聞いてもらえない確率が上がります。そこで、あなたがPREPの法則を使い、結論を先に話してしまうことで、相手はあなたの理由や例えをストレスなく集中して聞くことができるようになります。
PREPの法則のデメリット
小説や物語などストーリー性のある文章には向かない
小説や物語は起承転結で書かれることが多く、結論は最後になることが多いです。先に結論が分かってしまうとと物語の面白さがなくなってしまいますので、PREPの法則は向きません。
感情に訴えかけるようなスピーチには向かない
PREPの法則を使うと、説明や説得をするようなビジネス的な文章になるため、わかりやすく端的に伝えるときにはいいのですが、堅苦しい冷たい印象を与えてしまいがちなので、感情を訴えかけるような文章には向きません。
例文
例文をみてみましょう。
例文①
P:結論)
次回のキャンプの昼食はカレーにしましょう。
R:理由)
理由はカレーは手に入れやすい野菜で作れることや作り方が簡単なことです。
E:具体例)
前回は、アヒージョやサンドイッチなどを作った結果、美味しいと喜んでいただけましたが、材料の買い出しや作ることに時間がかかりました。また、キャンプ飯でカレーはいつも人気ランキング上位に入っています。
P:結論)
次回のキャンプの昼食は、簡単に作れて人気のカレーにしましょう。
例文②
P:結論)
私は筋トレが好きです。
R:理由)
なぜなら、筋トレをするとポジティブな気持ちになれるからです。
E:具体例)
筋トレをしているときは嫌なことを考えることもないですし、充実感を感じます。また体が良い方向へ変化しているのをみると、自分はよくやっているなという気持ちになってうれしいです。
P:結論
私は私をポジティブな気持ちにしてくれる筋トレが好きです。
・「P:結論」でしっかり言い切りましょう
・「E:具体例」では理由よりも少し多めに書きましょう。客観的なデータなどが入れられれば、なお良いです。
・最後の「P:結論」では、「R:理由」「E:具体例」をふまえて、結論を書ける とよいでしょう。
まとめ
PREPの法則とは、「Point(結論)、Reason(理由)、Example(具例)、Point(結論)」の順に当てはめて、伝える文章の型です。
この法則はを使えば、自分の言いたいことをわかりやすく相手に伝えることができます。
ビジネスではよく使われる法則です。
まずは、仕事で何かを伝えるときなどに「結論としては~」から話してPREPの法則に慣れていきましょう。